「わかる」と「できる」の違いをご存知ですか?

先日書いた「わかる」を「できる」に変えるさくらゼミナールの指導法。当塾で一番大切にしていることですが、同時に「わかる」と「できる」の違いを理解していただくことは、お子様の学習成果を最大化するために非常に重要です。以下に、その違いを詳しく説明します。

「わかる」とは

「わかる」とは、お子様が学習内容を理解している状態を指します。授業中に先生が説明した内容や教科書の情報を把握し、自分の言葉で説明できることを意味します。例えば、歴史の授業で特定の出来事がなぜ起こったのか、その背景や原因を説明できる状態が「わかる」に該当します。数学の授業で公式や原理を理解し、どうしてその解法が成り立つのかを説明できることも「わかる」に含まれます。さらに、例題を解き、その解答プロセスを理解し、説明できることもこの段階に入ります。「わかる」状態は、知識を頭に入れる段階であり、基礎的な理解が求められます。

「できる」とは

一方、「できる」とは、お子様が理解した内容を実際に使って問題を解決できる状態を指します。理解した知識をもとに、初めて見る問題や応用問題に取り組み、解答を導き出すことができる力が「できる」に当たります。例えば、数学の授業で習った公式を使って、テストや宿題の問題を自力で解けることです。また、理科の実験で学んだ原理を応用して、新しい実験を計画し、実行できることも「できる」と言えます。これは単に知識を持っているだけでなく、その知識を実践に活かし、問題解決能力を発揮することを意味します。

「わかる」から「できる」へのステップ

さくらゼミナールでは、お子様が「わかる」から「できる」へと進むために、さまざまなステップを重視しています。まず、繰り返し学習することで理解を深めます。何度も同じ内容を反復して学習することで、知識が定着しやすくなります。また、実践問題に取り組むことで、理解した内容を応用する力を養います。問題演習や宿題、課題を通じて、実際の問題に対する解答力を身につけます。さらに、問題に取り組んだ後は、解答を確認し、間違えた部分を理解するためのフィードバックを行います。このプロセスを通じて、理解のギャップを埋めていきます。分からない部分は積極的に質問し、講師が丁寧に解説することで、確実に理解を深めます。

「できる」ための重要なポイント

「できる」ためには、反復が欠かせません。宿題や自学を通じて、何度も繰り返し練習することで、知識が定着し、技能が向上します。繰り返し学習することで、最終的に自信を持って問題を解けるようになります。また、学習の過程で「できない」「間違える」「失敗する」こともありますが、これらはすべて取り組んだことへの結果であり、「できる」ようになるための貴重な経験です。失敗を恐れず、何度でも挑戦することで、必ず成長できます。

最後に

保護者の皆様には、「わかる」だけでは不十分であり、「できる」ことが重要であることを理解していただきたいです。さくらゼミナールでは、お子様が確実に「できる」ようになるためのサポートを全力で行っています。日々の学習の中で、「わかる」を「できる」に変えるプロセスを大切にしながら、お子様の成長を支えていきます。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。