益城中学校:2025年度1学期定期考査 英語 出題内容分析
益城中学校の2年生の皆さん、英語の1学期末テスト、お疲れ様でした。
今回のテストでは、皆さんが日頃から積み重ねてきた英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)が総合的に試される内容だったのではないでしょうか。
「さくらゼミナールましき校」では、皆さんのテスト結果から、益城中学校がどのような力を重視しているかを分析しています。テストから見えてくる皆さんの英語力の現状と、今後の学習へのヒントを探っていきましょう。
1. 基礎知識の定着:語彙・文法・発音
テストの序盤では、基本的な単語やフレーズの日本語訳が問われました。例えば、”especially”(その中で特に) や “sometime”(いつか) 、”order”(注文する) 、”excited”(とてもわくわくします) といった語彙の理解度を確認しています。
また、適切な語句の選択問題では、代名詞(”him”) や疑問詞(”When”) 、動詞の形(”Did”) など、文法事項の正確な知識が求められました。
さらに、文の書き換え問題では、“I study English.” を過去の文に書き換えたり 、“It is rainy today.” を未来の文にしたり 、“Mr. Suzuki teaches us English.” を別の言い方(My English teacher is Mr. Suzuki. または Mr. Suzuki teaches English to us.) にしたり といった形で、時制や構文の理解度を測っています。
発音問題も出題され、正確な音の識別能力も求められました 。
2. 文の構成力と読解力:情報の理解と整理
対話文の並べ替え問題では、与えられた単語を並べ替えて意味の通る英文を作成する力が求められました 。
これは、単語の意味だけでなく、文の構造や自然な会話の流れを理解しているかを測るものです。
長文読解問題では、シンガポールを訪れたRikoさんのエピソードを通して、マーライオンの具体的な特徴(高さ8.6メートル、重さ70トン、魚の体とライオンの頭) や、シンガポールドルの記載言語(マレー語、中国語、タミル語、英語) 、そして多文化的な側面を読み取る力が求められました。
本文の内容に合っているかどうかの正誤判断 や、英文の質問に対して適切に答える空欄補充問題 は、正確な読解力が不可欠です。
さらに、英語部のイベントについてのメモを完成させる問題では、カナダの生徒との交流イベントの詳細(集合時間は8時30分、持ち物:帽子、弁当は不要、帰りは5時に学校に着く) を読み取り、それを整理するリスニング力も同時に試されるものでした。
3. 表現する力:自由英作文で伝える
今回のテストで特に注目したいのは、自分の考えや状況を英語で表現する「自由英作文」が複数出題された点です。
例えば、「友だちに遊びに誘われたけど、明日は数学のテストがあるから放課後は数学の勉強をすると伝える場合」 や、「シンガポールに旅行に行った理子にマーライオンの写真を何枚か見せてとお願いする場合」 といった具体的な状況設定のもとで、適切な英文を作成する問題が出ました 。
さらに、由美子さんとして「①友だちは私のことを由美と呼びます。②今度の日曜日は理子と映画を見る予定です。だから③今日宿題を終わらせる予定です。」という内容を3文の英文で伝える問題 も出題されました。
これらの問題は、単に単語や文法を知っているだけでなく、それらを組み合わせて「相手に伝わる英文」として表現する応用力が求められます。
ALTへの質問回答も、自己表現の場として評価される項目でした 。
今後の学習に向けて
益城中学校の英語のテストは、単語や文法の基礎を固めつつ、それらを活用して「聞く」「話す」「読む」「書く」の総合的な英語力をバランス良く伸ばすことが重要であることを示しています。
さくらゼミナールましき校では、特に自由英作文のように「自分の言葉で表現する」練習を積極的に促しています。
日記を英語で書いてみたり、日常の出来事を簡単な英文で表現してみたりするのも良いでしょう。そうすることで、テストだけでなく、実際のコミュニケーションでも英語を自信を持って使えるようになるはずです。