益城中1年・2025年度2学期実力テスト 社会・出題内容分析と振り返り

益城中学校1年生の皆さん、2学期実力テストお疲れ様でした!
今回の社会のテストは、原始・古代史から世界の気候・宗教まで、広範囲にわたる内容でしたね。
単なる暗記ではなく、資料を読み解き、時代の変化を捉える力が問われました。

歴史(縄文・弥生・古墳時代):時代の変化を捉える問題

このセクションは、時代ごとの暮らしや社会の大きな変化を理解できているかを確認するものでした。

  • 縄文から弥生への変化: 狩猟・採集中心の生活から、稲作が始まり定住生活になったことを問う問題は、時代の移り変わりをストーリーとして理解できているかがポイントです。また、弥生時代には争いが多かったことから、環濠集落高地性集落といった戦いに備えた工夫が見られるという点も、資料のイラストから読み解く必要がありました。
  • 古代の日本と中国・朝鮮半島: 奴国や邪馬台国が中国と交流していたという記述は、当時の日本の様子を理解する上で非常に重要です。特に、資料にたびたび出てくる「倭(わ)」が日本を表す漢字であることを抜き出す問題は、複数の資料を横断的に見る力が必要でした。

地理(世界の気候と宗教):資料から情報を読み取る問題

雨温図や世界地図、家畜の飼育数の表など、様々な資料から情報を読み取る問題が多く出題されました。

  • 雨温図の分析: 与えられた雨温図から、気温と降水量の推移を正確に読み取り、その地域の気候帯気候区を判別する問題は、資料の読み方を理解しているかを確認するものです。
  • 家畜の飼育数と宗教: 家畜の飼育数の表を見て、特定の宗教で豚肉を食べないという知識を応用して考える問題は、知識と資料を関連付けて考える力が試されています。たとえば、ドイツでは豚の飼育頭数が牛や羊に比べて圧倒的に多いですが、イスラム教徒が多い国ではこの傾向が逆転します。この問題でつまずいた人は、社会科の知識を日常生活や身近な情報と結びつける練習をしてみましょう。

今後の学習に向けて

今回の社会のテストは、歴史上の出来事を単に暗記するだけでなく、その背景にある「なぜ」を深く掘り下げ、資料から情報を読み取り、論理的に考察し、自分の言葉で表現する力が非常に重視されていることがわかります。
特に、政治・経済・社会・文化がどのように関連し合って歴史が動いたのかという多角的な視点を持つことが重要です。

さくらゼミナールましき校では、これらの力をバランス良く伸ばすための指導を行っています。
日々の学習で教科書や資料集の図やグラフにも積極的に目を通し、それぞれの出来事がどのように繋がり、どのような結果を生んだのかを考える習慣をつけることを勧めています。
今回のテストで得られた経験を活かし、次のテストに向けて一緒に頑張りましょう!